2015.12.08 Tuesday

私と想像・きっしー

俺はマグロだ
太平洋の海を優雅に泳いでいる。腹が減ったらプランクトン。
暇になったらプランクトン。
取り敢えず泳いでいたら周りの魚たちは
必ず自分の持っているプランクトンを俺
に明け渡す。そんな日々を過ごしていた。
そんなある日、いつも通りに
泳いでいたら、ゆらゆらと、
やけに海面近いところで泳いでいる
サンマがいた。俺は焦った。
なぜならサンマはよく食用にされると
サンマ学校で習ったからだ。
それに、サンマ先生は言っていた。
(例えお前がマグロだろうが
サメだろうがクジラだろうが、
サンマはお前が守れ)
俺は託されたんだ。サンマの運命を……。
そして、サンマ先生の意思を……
「そこにいると危ない!人間どものエサになっちまうぞ!!!」
俺は全力で泳いだ。全身が唸り、
エラ呼吸を最大展開。
俺の体を通し、サンマ先生の意志が海を震わせる。
太平洋を分断するかのような、
凄まじい速度でサンマに向かっていく。
しかし、いくら近付いても
サンマはこちらに気づかない。
なんと注意緩慢なやつなんだ。

パクり。

俺はサンマが傷付かないように口で軽くくわえる。
「危ないじゃないか!こんなところで一人で泳いでいちゃ!!」
サンマに一喝。しかし、サンマからは何も反応がない。
「……お、おい!しっかりしろ!!」
俺は激オコだった。
気分はすっかりプンプンだ。
思わずくわえる力を強くしてしまった。
そこで、ようやく気づいたお。
「ハッ!?」
……おかしい。なんだこのサンマは?
こいつはサンマなのか?
例え目の前にナイフを持った
殺人鬼がいようが、家族が殺されようが、
何事もないかのように無表情で居続ける。
まるで、機械のような……。
寒気がした。体が震え、
エラ呼吸が上手くいかない。こんなこと初めてだった。
なんだ……、なんなんだお前は!?
そう言おうとしたとき、
グン!
突然謎の力に引っ張られた。
「うお(魚)、ま、待て!」
謎の力に負けじと
思わず力を入れてサンマをくわえる。
いや、もはや噛む。
歯を使ってサンマをガッチリと
噛み直した時だった。
「!?」
……こ……こいつ、違う!

これは……プラスチックだ!!!!!

サンマ学校で習った……。
これはルアーとかいうやつで、
俺達を騙すための小道具だ。
今すぐルアーを離そうとしたが、
体が痺れ、言うことを効いてくれない。
これは麻酔か!?
サンマ学校で習った……。
麻酔は、いわばタコ墨だということを。
気付いたころには、俺は海面まで引っ張られていた。
中途半端に水面から顔が出る。
「アバババ!
クバンレッスン!クバンレッスン!」
エラ呼吸が上手く出来ない。
苦しい。
引っ張られた末、水面に浮かぶ謎の物体にドンと打ち上げられた。
……これは……船か!?
サンマ学校で習っ(ry
船には、魚とは思えない異形な生物が数匹いた。
「……お頭ァ!
俺、やりましたよ!
ルアーでマグロ一本釣り達成しましたぁ!!」
「よくやったなぁバカヤロウ!
これでお前に新人て
言えなくなっちまったじゃねぇかバカヤロウ!」
「やったなジュニア!!」
こいつら……こいつらは人間か!?
サンマ学(ry
なんだこいつらは……!
俺を騙して喜んでいるのか……?
いままでもこうやって……、
サンマやマグロの命を?
挙げ句、そのサンマを利用するだと?
許さねぇ……!
「bbbbbbb!!
クバンレッスン!クバンレッスン!」
言葉を発しようとするが、
エラ呼吸がしづらい
そもそも呼吸出来ない。
くそぉ、俺の人生はこんなものなのか!?
「よし!今日はお前の一本釣り達成祝いだ!
こいつを使って、俺の解体ショーを見せてやる!
早速帰って仕度だぁ!」
「え!?お頭!
そこは僕に解体させてくださいよ!」
「ハハハ、だめだジュニア!お前にはまだ早い!」
「そんなぁ〜」
ハハハハハハハハ。
人間共の笑いが起こる……。
許さねぇ……。
絶対に許さねぇ……。
いつか……、いつか必ず報復してやる……!
来るべきその時に……


一本釣りされ、
今にも解体ショーが始まろうとしている絶体絶命のマグロ!
その時!彼の前に現れたのは、
同じ目に合ったサンマ先生の亡き姿!
それを食べるブルドッグは語る!
「お前は、どっちの味方だ?」

次回 バンク・バン・レッスン

みんな、応援してくれよな!!


ていう想像をしてた制作二年のきっしーです。
バンク・バン・レッスンはこんな話ではないです。
「私と想像」ていうテーマでブログ書こう
ということになってこんなん書きました。
紛らわしくてすみません。


以下公演情報です。
―――――――――――――――
東京農業大学農友会演劇研究部
平成27年度12月想像公演
『バンク・バン・レッスン』
作:高橋いさを
演出:鈴木雄大
【あらすじ】
とある銀行を舞台に、
「強盗襲撃訓練」に取り組む
銀行員たちの奮闘を描く一幕超虚構劇。

【日程】
2015年12月16日(水)〜20日(日)
【日時】
12月16日(水) 17:00 A
12月17日(木) 17:00 B
12月18日(金) 17:00 A
12月19日(土) 13:00 B/18:00 A
12月20日(日) 14:00 B
※A・Bチームのダブルキャストとなっております
※開場は上演開始の15分前
※上演時間は約70分を予定しております。
<入場無料・予約不要>

【キャスト】
A/B
支店長  岸/伊藤
銀行員1 伊藤/落合
銀行員2 落合/亀谷
銀行員3 菅野/青山
強盗1  金子/小倉
強盗2  江上/山本
男    西川/岸
女    大島/菅野

【場所】
東京都世田谷区桜丘1-1-1 東京農業大学世田谷キャンパス
常磐松会館(生協上)5F 演劇研究部アトリエにて

よろしければご覧下さい
劇研ホームページ
http://nodaigekiken.web.fc2.com/
ツイッター
@nodaigekiken
━━━━━━━━━━━━━━━━

2017.07.15 Saturday

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コメント
不条理すぎわろた
  • はい
  • 2015/12/09 12:27 AM
制作にはこういう文章を書きたくなる奴が時々現れるよな。わかるぞ!いいぞ!
  • 何年か前の先輩
  • 2015/12/09 3:26 AM
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4月見果てぬ僕公演「夜空が僕らを見つめてる」

東京農業大学農友会演劇研究部
平成28年度4月見果てぬ僕公演
「夜空が僕らを見つめてる」
作/辻野正樹 演出/飛田共樹

4月13日(木)〜4月16日(日)に4月公演を行うことが決定いたしました。
今回は4年生が引退し、世代交代をした初めての公演となりますのでまた今までとは違う雰囲気の公演になることでしょう。
あらすじや日程などの詳細は各記事の公演情報欄をご覧ください。
皆様のご来場心よりお待ちしております。

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